スイスホテル「花暦」の夏陰素麺♪

画像
前夜の寝不足で不活性に陥っていた僕が朝からベッドに横になってテレビのモーニングショーを眺めていたら、大阪の難波にあるスイスホテルの割烹「花暦」が

素麺の上に黒鮑や海老を乗せた夏限定の特別メニューを

7月1日から提供すると紹介しておりました。

この『夏陰素麺』というお盆のお供えのような名前の付いたソーメンは

税サービス料込み11880円というべらぼうな値段です。

画像

「こんな高いソーメンを誰が食べるんじゃい」と

ついその粗利益率の高さを計算してしまいましたが、

夏陰素麺に使われているソーメンが『白髪』と呼ばれる超極細の

最高級品だと知って俄然興味が湧くと、

こういうのをもしかしたら刹那的というのでしょうか?

「花暦」の電話番号を素早く書きとると、すぐに予約を入れたのです。

画像

そんなことでやって来た7月3日の南海電車難波駅。

そのすぐ傍に目指すスイスホテル南海大阪はありました。

予約時間の11時半に10階の「花暦」に行くと

受付の女性が「お待ちしていました」と言って

長い廊下の先の予約席まで案内してくれました。

画像

幾つもの部屋を通り過ぎて辿り着いた先は結構広い部屋でした。

ゆったりとしたテーブル席が5つ。

他にお客はいなかったので貸し切りかと思っていたら、

画像

すぐに人品卑しからぬ中国人の家族が、仲居さんに案内されて入って来ました。

このホテルはロビーでもすぐにそれとを分かる中国人を見掛けましたが

全然雰囲気が違うところをみると台湾の方なのかも知れません。

因みに、仲居さんによればテレビで紹介した夏陰素麺の撮影は

この台湾人が座っている席で行われたとのことでした。

画像
 
さて、僕の担当の仲居さんが、「お料理は予約でお聞きしていますが

お飲み物は如何致しましょう?」と尋ねるので、

飲み物のリストをちょっと見せて貰って

ここは冷酒だろうということで八海山の大吟醸を所望しました。

余談ながら、この大吟醸は1合2380円となかなかの粗利率です

画像

最初に焼き冬菇とモロヘイヤのおひたしと

ウニの乗った手作り豆腐が供されました。

画像

夏陰素麺は作るのにちょっと時間が掛かるので

八海山を飲みながらこれでも食べて待っててね、ということなのか

やっぱり素麺で11880円も取ったら申し訳ないからということなのか

その辺りは分かり兼ねましたが、冷酒によく合うおつまみではありました。

分厚い冬菇シイタケは格別美味しかったです♪

画像

水がかかると透明な水玉になって、

弾けるように葉っぱの中心に吸い込まれて行く蓮の葉の上に乗った

黒鮑と鯛の切り身と湯通しした車海老、そして鱧の梅肉。

どうせなら貝殻付きの黒鮑をドーンと乗せて欲しかったけど、

そういう伊勢志摩の民宿とはきっと違うコンセプトなのでしょう。

あくまでもお上品に、どんこ椎茸や三つ葉の軸に

錦糸玉子が添えられていました。

ビジュアル的にはなかなかいいんじゃないですか?

画像

そしてソーメンつゆは冬菇椎茸出汁と南高梅の梅エキスと胡麻ダレだと

仲居さんが丁寧に説明してくれました。

何だか兎我野町の「知暮里」で食べるシャブシャブのタレのようです。

画像

この『白髪」という素麺は一応三輪素麺ということになっていますが

何故か長崎で生産されているようです。

しかし、この素麺の細さと絹のような舌触りは尋常の旨さではありません

念のために値段を調べてみると1束1000円以上もするらしい(@_@)

画像

しかし、素麺の上に蓮の葉が乗っていて素麺の水切りがしずらく

そのせいで素麺つゆが薄まってしまうという欠点がありました。

折角の素麺を美味しく食べるためには

何か水切り用のお皿でも用意しておく配慮が必要だと思いましたよ。

画像

最初に冬菇出汁、そして南高梅、胡麻の順で素麺を食べてみましたが、

写真からもつけつゆが水で薄まっているのが分かるでしょう?

それでもなお極細の素麺はかなり美味しい優れものでした

画像

様子見にやって来た仲居さんから「つけつゆは如何でした?」と聞かれて

「やっぱり冬菇出汁が一番美味しいな」と答えたけれど、

それなら冬菇出汁つゆを追加で持って来ましょうと言ってくれなかったのが

ちょっと寂しかったです。

画像

そんなことで最後の素麺は水で薄まってアメリカンな冬菇出汁に

鱧の梅肉なんかを乗せて食べ終えました。

素麺が絡まってお箸だけではほぐし切れないとか

ちょっと気の利かないところもあったけれど

「花暦」の料理長の花田さんが考え出したバブリーな高級食材素麺は

結構楽しめて、面白いんじゃないかと思いました。

しかし問題は、この料理で得ようとする付加価値率の高さですね(笑)

もう少し鮑を分厚くするだけで印象はだいぶ違うんだと思うけど

お客を納得させるには今一つ工夫が必要だと思いました。

画像





"スイスホテル「花暦」の夏陰素麺♪" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント