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zoom RSS 昔話 祇園「うゑ柳」の一見さん♪

<<   作成日時 : 2017/09/26 00:00   >>

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同じ中途入社組と言うこともあって、確か8才くらい年下の彼の方が1年先輩だったにも拘らず、すぐにおとぎ話桃太郎で言うところの犬やキジのようにエサで釣って

瞬く間に僕の家来にしてしまった山田君こと田舎歌舞伎♪

そんな田舎歌舞伎が珍しく僕にご馳走するというので

一緒に祇園に出掛けたことがありました。

何やら学生時代に一緒にバイトをしていたお寿司屋の先輩が

知恩院の近くでお店を出したのだとか。

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しかし、お店の前までやって来ると、

驚いたことに定休日の下げ札が掛かっていました。

あらたまって他人を誘う時は

普通お店の休みくらい調べておきません?

彼は元来計算高いところのある人なので、

わざとじゃないかと思わないでもなかったのですが

そこは人の好い僕のことですから、つい罠にはまってしまって

「仕方がないな。それなら今夜は僕のおごりで新規開拓するか」と

豪気なところをみせたのです。

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そしてやって来たのは花見小路北側にある神聖ビル。

その中に祇園「うゑ柳」という割烹を見つけた僕は

「今夜はここを新規開拓するぞ」と田舎歌舞伎に告げたのです。

すると彼は「ここはどう見ても一見さんは入れませんで」と

否定的なことを仰います。

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しかし、あくまでも強気な僕は

「ダイナースのプラチナと現金30万円と僕の名刺を持っていれば

この辺りで入れないお店なんてある訳ないよ」とうそぶいて

ビビる田舎歌舞伎を尻目に「まあ任せておけ」と言いながら

暖簾を潜ったのでありました。

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応対に出たのはまだ早い時間で暇そうにしていた

80才にはなろうかという大女将。

僕を一瞥したものの、人品卑しからぬ立ち居振る舞いを見て

断れるはずもございません。(と自画自賛

因みに後に知ったことですが

こちらは大女将も娘さんも舞妓さんあがりで

息子さんがお店を仕切るファミリービジネスなので

稽古帰りの舞妓を連れた置屋のお母さんがよく見えていました。

さて、その日は札束やカードを見せるまでもなく、

何となく受け入れて貰って

初見の客にも関わらず、常連みたいに振る舞ってお店を出ました。

これには田舎歌舞伎も「さすがですね」とお追従しきりでした(^-^;

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それから何年か経って、ある日早い時間に「うゑ柳」に行くと

先客の置屋のお母さんと大女将が世間話に興じていました。

僕はその頃凝っていた八海山の大吟醸を冷やで飲みながら

聞くとはなしに二人の話を聞いていると

大女将が「うちのお客に一見なんかおらへんえ」と

置屋のお母さんに見栄を切っているのが聞こえて来ました。

ご存知のようにお茶屋さんは一見客はお断りで、

最初は同伴者の紹介が仕来りです。

大女将はもしかしたら「うちのお店もそうなんだ」ということを

暗に言いたかったのかも知れません。

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しかし、センスのない僕は黙っていれば好いものを

「僕は一見客でしたよ」と余計なことを口走ってしまったのです(笑)

すると、思わぬところから否定されて不意を突かれた大女将は

返答に窮してあろうことか「あんたは別や」と仰いました。

どう別なのかは聞き漏らしましたが、

そう言えば花見小路のお店では、「あんたは別や」と言われることが
多かったような気がします。(と自画自賛)










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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
一見さんお断り、って、店構えを見ただけでわかるもんなんですねー。一見さんお断りって要するに、紹介者だけ、身元のきちんとしただけ、という意味であれば、一見きちんとしてればお断りしかねることもある…って感じでしょうか♪達さんに有無を言わせぬオーラがあるとか(笑)あんたは別やって、押し切られた側の言い訳に聞こえるのだけども(笑)
こりす
2017/09/26 05:18
こりすさん、だいたい分かるものなのですよ。
紹介者が責任を持つという1種の保険なのでしょうね。
本当の意味で一見さんお断りの店は誰が来てもお断りなのだと思いますよ。もちろん裏の事情はいろいろあるのでしょうがダイナースのプラチナくらいではだめですね(笑)
あんたは別やは愛情が籠った場合以外はぜんぶ言葉に詰まっての苦し紛れの一言ですね

2017/09/26 06:28
興味深いお話ですね。
思うに達さんには、磁石のような、というかノーと言えないカリスマがあるのでしょう。
女払い棒が必要だった、というのも説明がつくような・・・
櫻弁当
2017/09/26 06:55
櫻弁当さん、どうしても書き残しておきたい話でした(笑)
田舎歌舞伎の性格も、一見さんの実態も興味深い話です。
確かに磁石のように好かれる人と疎まれる人が極端でしたが、何とはなしに断れない何かを持っているのでしょうね
ここのところ腰痛が酷くて外出する気にならないので、食レポの材料に事欠き始めました。
なにしろパソコンの前に10分と座っていられないので難儀なことです。
だからこれからは一時避難的にこういう昔話が増えることになると思います。
中にはオチのないものもありますが、笑って許してやって下さい

2017/09/26 09:30
グルメではなく、京都の文化のお話のようなので、そうなんですかと承るしかありませんが、達さんが並みの一見さんじゃないということだけはわかります。w
プライド高い大女将を丸め込むぐらいでないと、社長業を長きにわたって続けることはできないでしょうね。
りう
2017/10/04 00:13
りうさん、ちょっと思い出しての昔話です(笑)
仰るように京都の文化の話ですね。
最近はPCに向かって30分座っているだけで腰に影響が出るので、外に何かを食べに行くということに相当の努力が必要になりましてね。
そんなことなので穴を埋めるための昔話が増えそうです

2017/10/04 08:39

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