半嫁さまと鰻雑炊。 「わらじや」にて♪

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東京に住む半嫁さまから「突然ですが明日か明後日に京都でお会い出来ませんか?」と連絡があったので、翌日花見小路の喫茶店で待ち合わせて七条の「わらじや」に鰻雑炊を食べに行く

約束をしました。

通訳を生業とする彼女は、僕が次期社長と考えていたのに

49歳の若さで亡くなってしまったあの半眼ちゃんの奥さんで

今回は翌日府立体育館で開催されるチャンピオン山中慎介の

バンタム級世界タイトルマッチを観戦する為の入洛でした。。

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彼女とは一昨年夏の香港以来の再会です。

何をご馳走しようかと考えましたが、やはり珍しいものをと思って

江戸時代から旅館を営んでいる老舗で、

戦後間もなく鰻料理に衣替えした七條「わらじや」を選びました。

それに、ここはお座敷だから積もる話もゆっくり出来るというものです。

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タクシーを降りると程よく古色を帯びた玄関を潜ると

お迎えの仲居さんに案内されて母屋の入口で靴を脱いで

狭くて急な階段を登って二階の大座敷に落ち着きました。

一旦床の間のある席に着いたものの

お客さんをもてなすには中庭の見える席の方がと思って、

お茶を出し終わった仲居さんに「悪いね」と謝ってから

窓際の席に場所を替えました。

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そして食事の始まりはお抹茶とすごく小さな落雁から。

このお店、狭い中庭を囲むように3棟の家屋が建っていて

客間もかなりの数ながら、

料理は鰻雑炊だけというシンプルなもてなしなので

注文の手間が省けます。

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仲居さんに「お飲み物は?」と尋ねられたので

「半嫁さまは何が良いの?」と聞いてみると、

僕が良いと思うものなら何でも良いと仰るので、

この時の為に珍しく電車でやって来た僕は

最初から冷酒で行こうと考えて、

月桂冠のプチムーン、大吟醸「澄める月」を選びました。

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仲居さんが「では澄める月を1合ですね?」と確認なさるので

「1合では喧嘩になるわなぁ」と言って2合お願いすることにしました。

この大吟醸は淡麗中庸な甘口で、口当たりの良いお酒でした。

つきだしはこんな感じ。 もちろんぺロペロペロッと食べました。

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ちょうど食べ終わった時に名物のうなぎ鍋が運ばれて来ました。

仲居さんに「そろそろ来ると思って焦って食べたよ」というと

つきだしをまだ半分くらいしか食べていなかった半嫁さまは

急におしゃべりをやめて慌てて食べ始めました。

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お鍋の中には輪切りにした鰻と九条ネギ、そして庄内麩に春雨。

これまたシンプルなものなのですが、

上品な昆布出汁が絶妙の味を醸し出しています。

仲居さんが具の内容や食べ方を上手に説明してくれたので

「ここに勤めてもう長いの?」と聞いてみると

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まだ1年と少しということだったので、

気が向いた時だけ褒め上手な僕は

「それにしては凄いねえ(@_@)」と大仰に驚いてあげました。

盛り方も、さすがに仲居さんだけあって上手なものです。

とても美味しかったので3杯もお代わりして

お出汁をきれいに平らげました。

さて、見おろすと中庭には紅白の梅の花が満開です。

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そして暫く互いの近況を確認しながら待っていると、

鰻雑炊が登場しました。

ニンジンやシイタケ・ゴボウ・水菜などを卵でとじた鰻雑炊には

お餅もたくさん入っています。

すぐに茶碗によそってくれようとする仲居さんに待ったをかけて

2人して入念に写真を撮りました。

まだお酒は少し残っていたけど、キリンビールに切り替えです。

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よそって貰った僕の鰻雑炊は卵の白身だらけだったので

ちょっと写真の見栄えが悪くなったけど、

やっぱり美味しかったので、3杯食べてしまいました。

このお店、これまでにも時々ふらっと1人で来ることがあったけど、

やはりこういうお鍋は2人で食べると美味しさが違いますな

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食べ終わってからも亡くなった半眼ちゃんとの思い出話や

グッチや秦坊のこと、けせらんや冨士美ちゃんのこと

そして山口の純子さまのことなどを

思い出すままに1時間ばかり話ながら過ごしました。

不思議なことに半嫁さまは僕の多くの友人と面識があるのです。

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午後も2時前の中休みの時間になると

流石に仲居さんが土鍋を引きにやって来たので

「そろそろ終わりの時間かな?」と仲居さんに確認して

残っていた水菓子に手をつけると、帰り支度を始めました。

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「この後お蕎麦でもと思ったけれど、もうお腹がいっぱいだな」と

半嫁さまに同意を求めると、「もうとても無理」とのことだったので

僕は痺れた足を庇いながら、一足先にお勘定場に向かいました。

軒先には屋号の謂れとなる大きな草鞋が掛かっています。

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そして玄関を出ると、ここで別れようかと思いましたが、

半嫁さまもまだ話足りない様子だったので、

三十三間堂の斜め向かいにある甘味処「甘春堂」で

甘いものでも食べることにしました。

この日は暖かい日だったので、

店内には入らずにテラスのテーブル席に腰掛けると

パフェと抹茶セットを注文して、なお1時間ばかり話しました。

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お代は2、052円。

半嫁さまが「ここくらい払わせて下さい」と仰るので、

「それなら52円だけ払って」と言ってお勘定を済ませ

京阪電車の七条駅まで一緒に歩いて、そこで握手をして別れました。

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いやはや、友ありて遠方より来るですな。

久し振りに親しい友人と会うことが出来て

短い時間だったとは言え、楽しいひとときを過ごすことが出来ました。






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この記事へのコメント

こりす
2016年03月06日 05:04
嬉しい来客だったのですね~♪おもてなしもナイスでしたそれにしてもボクシング観戦とはスゴイですね~♪勇ましい(笑)ここは今はもう宿はやってないんですか、もったいない感じですね~。お雑炊もお麩も美味しそう!!どれだけ混んでもお部屋はありそうですね。そしてやっぱり混みそうですね、それでメニューがシンプルにならざるをえないってとこでしょうか。
2016年03月06日 06:44
このレストランの設定やお料理もよさそうですが、やっぱり一番は思い出を共有するお友達との会話ですね。
でも、お抹茶と甘味で食事が始まるのは面白いですね。
ここに勤めてもう長いの?はハビーもよく使います。(笑)
2016年03月06日 12:06
こりすさん、久し振りに懐かしい人に会えました忘れずに声を掛けてくれるのは嬉しいですね。
ボクシングの為にわざわざ京都までやって来るとは凄いでしょう?
部屋はたくさんあるから料理旅館にしても良いと思うのですが、こちらは旅館はもう廃業しているとのことでした。
メニューをシンプルにすることで効率化を図っているんでしょうね。アイデアも味もナイスだから、それが逆に人気を呼んで繁盛しているって感じです。
2016年03月06日 12:15
櫻弁当さん、余裕があるから出来ることなのでしょうが、企画の良さと味の良さが長く繁盛した商いを続けられている所以なのでしょうね。
今回はゆっくり話ができる場所をと思って選んだお店でした。気心の知れた友人というのは得難いものです。
久し振りに会話を楽しむことが出来ました
半嫁さまもお抹茶が最初に出て来るのは珍しいと驚いていましたが、京大阪では先ずは一服召し上がれというスタイルの料亭なんかは多いのですよ。
何年になるの?は良い時にも悪い時にも聞いてしまいますね
2016年03月07日 22:36
ボクシングの観戦に京都まで。
お好きなんですね。
うなぎと仰るからうな重かと思ったら、これはさすが京都と唸らざるをえない素晴らしいご馳走ですね。
マークしておきます。(笑)
うなぎの輪切りは奇しくもロンドン下町の名物うなぎゼリーと同じなので、ちょっと面白く思いました。
日本でも輪切りで食べるのかと。
中庭の花を愛でながらのうなぎ料理。
これはやっぱりご婦人と2人で行くのがベストのでしょうね。
2016年03月08日 11:09
りうさん、なかなかセレブな生活でしょう?
ロンドンのうどん屋さんはそうでしたね。
中国ではぶつ切りが普通ですが、日本で輪切りは確かに珍しいです。
食通の彼女も食べたことがないものをと思って選んでみました。
こういうお店は女性同伴に限ります

2016年03月11日 00:38
↑↑悪~~いオトナがまた綺麗なお姉さんを誘って行くのでしょうね。
( ̄▽ ̄)=3
2016年03月11日 15:58
うきさん、2人とももう若い女の子は諦めて、うきさんくらいのお年頃の綺麗なお姉さんにターゲットを絞り込んでいるようです。
お気をつけあそばせ( ̄▽ ̄)=3
2016年03月12日 10:11
友ありて遠方より来る。いいですね♪
また、鰻鍋って、ヽ( ´∇‘)ノにとって未知の食べ物も素敵です♪
色々と積もる話もあったんでしょうね^^
去年行った三十三間堂の近くに、こんな素敵なお店があったのですね!
京都は、本当に行くお店が多すぎて、迷いそうです!
久しぶりに、旧友と再会されて久方ぶりの悠久の時を過ごされましたね♪
2016年03月12日 14:51
夢さん、思い掛けない友人の来訪で楽しい時間を過ごすことが出来ました。
最近はこちらから出掛けることが少なくなっているので、こういう機会は良い息抜きの機会でもありましてね
そうそう三十三間堂の斜め向かいにあるのですが、地味な作りのお店なので目立たないんですよ。
確かに京都は本気で行こうと思うと、住んでいる僕でもなかなか回り切れません。
鰻鍋はほんと珍しい食べものなので、機会があれば是非!